文部科学省は、2030年に向けた教育方針を示しています。従来の日本は、専門分野に力を入れる傾向も高く、例えば、理系と文系を極端に分けて学習をさせていた一面がありました。予想もつかない未来に対し、対応力を身につけるためには、柔軟な発想力も必要であり、従来の考え方を取り払う教育方針を示しています。既に用意された答えを与えるだけの内容は、その答え以上のものを生み出す力を損ねてしまいます。そのため、教育方針の中には、自分自身で考える力を養う方針も含まれているのです。日本人は、先進国にあるにも関わらず、国際的に見て、他者や社会、自然や環境に関心が薄いデータも存在します。そのため、グローバル社会のリーダー的存在を目標に、それらに意識を高める教育内容も存在するのです。ただし、日本人の気質として、主体的に学習に取り組む態度が国際的に見ても低いと言われており、能動的な気持ちを育む内容が課題として残されています。家庭内での環境にも影響があり、社会全体で考えるべき話でもあるのではないでしょうか。